@ 変形性股関節症(変股症)私は、自分の体のことを書かずにHPで遊ぼうかと開いたようなページでしたが、皆さんの頑張りを読むにつけ、毎日の日記を書くにあたり・・やはり、出せる所は出さないと、素直ではなく、読みに来てくださった方々にもクエスチョンを与える日もある気がして、私自身書く事により、自分の病気の再確認と自覚に繋がるようにも思います。 まずは、この病名について・・(私自身については後程少しづつ) 変形性関節症のメカニズム <関節軟骨がすり減るのが原因> 関節が繰り返し動かされることにより関節と関節の間にある軟骨は、車のエンジンと同じように次第にすり減って摩耗します。 そして、増殖と変形が同時に起こります。「変形性関節症」の変形性という言葉はここから来ています。 すなわち、すり減った部分が修復の起点となって関節軟骨が増殖する、摩耗と増殖が混在する状態が変形性関節症と呼ばれるもので、 関節軟骨の病気であるといえます。 「変形性関節症」は「変形性関節炎」と呼ばれることもあります。これは、滑膜炎がともなうことに由来しているのですが、 一般的には、「変形性関節症」といわれています。 <20歳を過ぎると老化が始まる関節> 変形性関節症は前述のように軟骨の病気です。関節軟骨は骨に加わった負荷を吸収し、自由な動きを関節にもたらす機能を持っており、 正常な軟骨にはプロテオグリカン重合体がコラーゲンの網目構造に取り囲まれています。 関節軟骨はクッションの役割をしますので、水分が非常に重要です。 コラーゲン分子には約30%の水分が含まれており、プロテオグリカンには70%程度含まれているといわれていますが、 夜と昼で身長が違うといったことで分かるように、水分は荷重によって移動します。コラーゲンの分子は、伸ばすほうの圧力に強く、 プロテオグリカンは圧縮される圧力に強いのが特長です。 人間は20歳を過ぎると老化が始まり、それ以降加齢と共に、コラーゲン分子もプロテオグリカンも少なくなってきます。 また、その中の水分も減ってきます。すると円滑な関節運動が難しくなり、その結果、関節軟骨が摩耗しやすくなり、壊れやすくなります。 具体的には加齢が進行している関節軟骨内では、プロテオグリカンの数が減り、屈折・圧縮に対して弱くなり、また潤滑も悪くなり、 なめらかな動きが出来なくなります。コラーゲンも水分が減ってくるとバラバラになってきて、表面の軟骨細胞が死んで、数も減ってきます。 そして関節軟骨に亀裂が入ってぱさぱさと繊維化が進みます。 重度の症状では、軟骨がほとんど無くなり、骨が丸出しになって、象牙のような状態になります。 加えて、動物の細胞には必ず修復過程が起きます。 そのため非荷重部には、コラーゲンの再生などにより骨局が形成され変形が起こってきます。 この時、滑膜炎が起こってくることもしばしばですが、常に軟骨の変化が先導します。 <女性の発症頻度は、男性の10倍> 変型性関節症の発生部位の頻度としては、40/50歳代から、膝、肘、股関節といった部位に多く発症します。 *私にこのページを作る勇気を授けてくれた、HPの方に感謝します。 2004年5月 記 ジャンル別一覧
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